日本の伝統的なお酒のひとつとして知られる「電気ブラン」。
東京の浅草で有名なお酒で、バーなどで愛飲する人も多くいます。
しかし、ネットで調べてみると、「やばい」という噂がちらほら…。
現在も愛飲している人にとって、またこれから飲んでみたいなと思っている人にとって「やばい」という噂は気になるところですよね。
そこで、この記事では、電気ブランがやばいという噂の真相についてご紹介します。
▼この記事で紹介していること
電気ブランで「失明する」という噂や、おすすめの飲み方情報もまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね。
電気ブランがやばいと言われる理由とは？
ネットで調べてみると、「美味しい」という口コミも多数見られる電気ブラン。
しかし、一方で「電気ブランはやばい」という噂も囁かれています。
電気ブランね、素面の時が一番体が拒否って酔えば酔うほど飲みやすい酒になるとかいう悪魔の飲み物(ブランデー・ジン・ウォッカ・ワイン・なんかの薬草を混ぜた謎の酒)なので、本当に、やばいですよ。引用元：X‐@hysktanuki
飲みやすさにも定評がある電気ブランですが、「悪酔いしやすいかも」という口コミもちらほら…。
あっヤバい後から来始めたぞ電気ブランくん。君やっぱり悪酔いしやすいな？引用元：X‐@Yakumo_Room404
電気ブランは、悪酔いしやすい点も「やばい」と言われる理由なのでしょうか。
ほかにも、電気ブランが「やばい」とされる理由には以下の要素が絡んでいるようです。
味の感じ方は人それぞれですが、「失明する」という噂が本当なら、たしかに「やばい」と言われてしまうのも納得ですよね。
しかし、何故電気ブランが失明につながるのでしょうか。
これらの噂の真相について、ネットでの口コミと一緒に詳しくご紹介します。
電気ブランは失明する？
電気ブランは、「失明する」という噂が囁かれています。
電気ブランは失明するって風評被害都市伝説ありますよね。引用元：X‐@Ragnvald_under
電気ブランはたしかに上記のような噂が広まっていますが、「失明は都市伝説だ」と言われることも多く、一般的に失明するリスクは極めて低いとされています。
失明が噂された原因として考えられるのは、メタノールという有害物質です。
メタノールは不適切な蒸留過程や不純な材料を使用した場合に生成されることがありますが、合法的に製造・販売されている電気ブランにはこのような危険物質は含まれていません。
日本国内で流通している電気ブランは、厳しい品質管理を受けており、成分も安全性が確認されています。
ただし、アルコールの過剰摂取は全般的に健康に悪影響を及ぼす可能性があり、視覚障害やその他の深刻な健康問題を引き起こすことがあります。
特に、電気ブランはアルコール度数が高いため、飲み過ぎると急性アルコール中毒やその他の健康リスクが高まる可能性も否定できません。
そのため、適量を守って楽しむことが重要です。
電気ブランそのものが失明の直接的な原因になることは基本的にはありませんが、過剰摂取や不明な出所の製品には注意が必要です。適量を守り、信頼性のある製品を選ぶことで、安全に楽しむことができますよ。
電気ブランは味がまずい？
電気ブランの味に対する評価は、飲む人によって大きく異なります。
一部の人々はその独特な風味を好む一方で、「まずい」と感じる人もちらほら…。
電気ブランはブランデーを基にしたリキュールで、ジンやワイン、ハーブ類などを混ぜ合わせて複雑な味わいを出しています。
この複雑さが人によっては「まずい」と感じる原因となることがあるようです。
しかし、ブランデーの甘さとハーブの苦みが混ざり合った独特の味わいが「美味しくて大好き」「ご褒美でしかない」と感じる人もとても多くいますよ
今日のお酒「電気ブラン」複数のお酒がプレンドされていて、薬草系の香りが強い。人によっては「養命酒」感あって苦手かもしれないが、ルートビアを愛飲している私にはご褒美でしかない。美味しい。引用元：X‐@HIGEYOSI360
味の好みは人それぞれで、電気ブランが美味しいと感じるかどうかもやはり人それぞれ。
独特の味わいや強烈なアルコール感が一部の人々には合わないかもしれませんが、適切な飲み方や他の材料と組み合わせることで、その味を楽しむことができる人も多いのです。
電気ブランを初めて試す際は、以下でもご紹介する飲み方を試してみることで、自分に合った楽しみ方を見つけることができるでしょう。
電気ブランは度数が高い？
電気ブランのアルコール度数は約30～40度とされています。
これはビールやワインに比べてかなり高い数値です。
ビールのアルコール度数が約5度、ワインが約12度であることを考えると、電気ブランはたしかに「度数が高い」と言えますよね。
高い度数のお酒は、飲み過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適量を守ることが重要です。
また、電気ブランは他のアルコール飲料と比べて酔いやすいと感じる人も多いようです。
念のため、初めて飲む人やアルコールに弱い人は、少量から試してみるといいでしょう。
電気ブランはその高いアルコール度数が特徴の一つですが、それがその魅力でもあります。適量を守りながら、その独特な風味を楽しんでください。
電気ブランとは？
電気ブランとは、日本の伝統的なリキュールで、独特な風味と歴史を持つお酒のことです。
最初に登場したのは明治時代、具体的には1882年で、東京・浅草の名店「神谷バー」で初めて提供されました。
それ以来、浅草の名物としても知られている電気ブラン。
名前の「電気」は、当時の最新技術であった電気が由来となっており、「ブラン」はフランス語で「白」を意味しますが、実際にはブランデーをベースにした混成酒です。
電気ブランは、ブランデー、ジン、ワイン、ハーブなどがブレンドされており、甘さと苦みのバランスが絶妙だと言われています。
アルコール度数は上記でもご紹介したように30～40度と比較的高めで、飲みごたえもばっちりです。
そのため、初心者には少し強く感じるかもしれませんが、上質なリキュールの味わいを楽しむことができます。
電気ブランは、単なるアルコール飲料ではなく、日本の歴史と文化を感じることができる特別なリキュールです。興味を持った方は、ぜひ電気ブラン本場の名店・神谷バーに行って電気ブランに挑戦してみてくださいね。
「人間失格」や「夜は短し歩けよ乙女」にも登場
電気ブランは、その独特な風味と歴史的背景から、多くの文学作品に登場しています。
特に有名なのは太宰治の「人間失格」と三浦哲郎の「忍ぶ川」です。
森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」にも、下記でもご紹介する偽電気ブランが登場しています。
これらの作品での電気ブランの登場は、ただの小道具としてだけでなく、物語の雰囲気やキャラクターの心情を深く表現するための重要な要素となっていますよ。
本物の電気ブラン、初めて呑んで来ました！めちゃ飲みやすくて美味しかったです(※度数40度) 『夜は短し歩けよ乙女』ですね！引用元：X‐@Unagi_Sui2
「酔いの早く発するのは、電気ブランの右に出るものはないと保証し、……」太宰治の人間失格にも出てくるお酒。引用元：X‐@omiyuki_3
時代背景やキャラクターの心理描写、作品全体の雰囲気を深めるための道具として大事な役割を果たす電気ブラン。
電気ブランを飲みながら、これらの作品を読み返してみるのもいいですよね。
電気ブランの飲み方
ここでは、電気ブランを初めて飲む方やどうやって楽しむべきか悩んでいる方のために、おすすめの飲み方をご紹介します。
▼電気ブランのおすすめの飲み方
- ストレート
- ロック
- 炭酸や炭酸飲料で割る
お酒上級者はストレートで電気ブランの独特な味わいを堪能するのがおすすめです。
電気ブラン愛飲家の中には、ストレートで頼んで、ビールと一緒に飲むという人も多いようですよ。
ロックで飲む方法も人気で、氷を入れることでアルコールの強さが和らぎ、ストレートよりは飲みやすくなります。
また、氷が溶けることで味わいが変化し、時間とともに異なる風味を楽しむこともできますね。
一番おすすめなのは、炭酸水や炭酸飲料で割ってカクテルとして飲む方法です。
例えば、電気ブランをジンジャーエールやオレンジジュースで割ると、フルーティーなカクテルに変身します。
これにより電気ブラン特有の強いアルコール感が和らいで飲みやすくなるので、飲み会やパーティーで提供すると特別な一杯として喜ばれるでしょう。
電気ブランの飲み方は人により好みが分かれます。自分に合った飲み方を見つけるために、上記のようにいくつかの方法を試してみてくださいね。
電気ブランはどこで買える？
電気ブランは、明治時代に誕生した日本の歴史あるお酒。
バーで飲むという人も多くいるようですが、自宅でもお気に入りの飲み方で楽しめたら嬉しいですよね。
電気ブランは、一体どこで買えるのでしょうか。
▼電気ブランが買える店
- スーパーや酒類の販売店
- 神谷バー
- 通販サイト
まず、電気ブランは全国の酒屋やスーパーで購入することができます。
特に大型のスーパーマーケットや、酒類を専門に取り扱う店舗では比較的見つけやすいです。
また、インターネット通販も利用可能です。大手のオンラインショッピングサイトや、酒類専門の通販サイトでは、電気ブランを手軽に購入することができますよ。
さらに、電気ブランの製造元である「神谷バー」でも直接購入が可能です。
東京浅草にある神谷バーは、電気ブランの誕生地であり、ここで購入することでその歴史に触れることができますよ。
自宅で楽しむために購入するも良し、バーでプロの技を堪能するも良し。自分に合った方法で、この歴史あるカクテルを楽しんでみてくださいね。
偽電気ブランとは？
電気ブランは、小説でも登場していた当時は高級な飲み物で、庶民にはあまりなじみがありませんでした。
そんな庶民が飲めるよう、電気ブランを真似して作られたのが偽電気ブランです。
偽電気ブランは京都にあるバーで提供されていて、その味は口コミでも「美味しい！」という声がとても多く見られます。
浅草で電気ブランを飲みました。京都には偽電気ブランというさらに美味しいお酒があるそうで、是非とも飲んでみたいものです。引用元：X‐@C12Cassini
偽電気ブランはレシピが残されていないそうで、今も偽電気ブランを飲みたい人は自宅でオリジナルレシピを作って楽しんでいるようですよ。
読むお酒、偽電気ブランのレシピを考えてたのだ。試作はおよそ10回目くらいになるけど、今回はわりとよいかんじになりそうなのだ。引用元：X‐@sakearaisan
実は、偽電気ブランも文学作品に出てくる有名なお酒。
日本文学が好きな人も、電気ブランが好きな人も、そしてお酒が好きな人も、ぜひ偽電気ブランに挑戦してみてくださいね。
まとめ
本記事では、電気ブランの特徴やその「やばい」と言われる理由について詳しく解説しました。
まず、電気ブランが失明のリスクがあるという噂については、適切な摂取量を守れば問題ないことがわかりましたね。
電気ブランの度数が高いことも事実ですが、これも適切に楽しむことでリスクを避けることが可能です。
文学作品「人間失格」や「忍ぶ川」、「夜は短し歩けよ乙女」など名作の中にも登場する、歴史のある電気ブラン。
ストレートやロック、カクテルなどさまざまな楽しみ方があるので、お酒初心者から上級者まで幅広く楽しめますよ。
この記事を読んで「一度飲んでみたいな」と感じた人は、浅草の神谷バーに行ってみるのもおすすめです。
「やばい」という噂は気にせず、電気ブランに挑戦してみてくださいね。
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